印鑑に華やかな字体を使いたい

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印鑑を彫るとき、篆書体(てんしょたい)で彫るのは昔からよく行なわれていますが、勘亭流(かんていりゅう)はどうでしょうか。
篆書体は、非常に昔からある漢字で、今の漢字ができる前の漢字です。中国の秦という国が興る前からありました。ただし、そのころは、字の形がかなり崩れていて、大きさもまちまちなので、文章になるとまったくいびつな状態でした。それが秦の始皇帝が中国を統一し、度量衡を統一し、文字も整備して統一したのが現在もよく使われる篆書体です。この篆書体は公式な文字として統一されました。

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しかしながらあまりにも難しい字だったので、公の機関に勤める役人たちは、篆書体で書かず、隷書体という、簡略文字を利用したそうです。それが今の漢字の元になり、楷書に近い物なのです。ちなみに、中国ではその後さらに簡体字なるものが発明されて、現在の中国大陸で用いられています。台湾ではもとの繁体字がまだ使われています。

字体はほかにもいろいろありますが、私の好きなのは、勘亭流です。これは、歌舞伎の表題を書くときに用いられていました。勘亭という書道の達人が発明した字体なのだそうで、とても華やかな字ですよね。私はあの粋な漢字が大好きです。印鑑を作るときは、ぜひあの勘亭流で作ってみたいと思いますね。
いろいろな字体がありますが、なぜか勘亭流は少ないようですね。印鑑として開発された字ではありませんが、篆書体より遥かに読みやすく庶民的でありながら華やかで粋のいい字と思うのです。篆書体の印鑑ならますますやる気がでてきそうですね。



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